桃田賢斗は日本のバドミントン 代表で、数多くの世界大会で活躍しています。2018年9月27日にバドミントン 世界ランク１位になり、彼の活躍によりスポーツ競技としてのバトミントンに興味を持った日本人が増えたことは確かでしょう。2022年9月27日付のバドミントン 世界ランクでは5位に後退してしまいましたが、1位に返り咲くことを期待する声が上がっています。
幼い頃からバドミントンの才能があり、桃田賢斗の経歴は華々しいです。桃田賢斗がバドミントンを始めたのは小学2年生の時で、3歳上の姉が所属するクラブのコーチに誘われました。小学校6年生で全日本小学校選手権シングルスで初めて優勝すると、同年の全日本ジュニアグランプリでも香川県代表チームを団体優勝へと導きました。その後進学した富岡第一中学校はバドミントンの強豪校として有名で、全日本ジュニア選手権でベスト4など良い成績を収めました。全日本総合選手権の予選参加を果たしたのは、中学男子選手では史上初です。福島県立富岡高校に進学した後も、アジアユース選手権で金メダルを獲得するなど才能はどんどん磨かれていきます。高校を卒業する頃には、バドミントン 世界ランクが50位まで上がりその後、NTT東日本の実業団に入社し社会人選手となります。
入社してすぐに優勝して周囲を楽しませましたが、桃田賢斗はさらに大きな快挙を上げます。それが入社3年目のシンガポールオープンのBWFスーパーシリーズ男子シングルス優勝です。日本人男子選手として初めての優勝だったので、注目を浴びました。それからもBWFスーパーシリーズで2回優勝し、全英オープンでも優勝、さらに世界バドミントン選手権も2回優勝と日本人男子選手として初めての快挙を遂げました。これにより世界ランキングは3位まで上昇。2019年には国際大会で年間11回という歴代でも最多の優勝回数を樹立し、ギネス世界記録に認定されました。
桃田賢斗の名前の由来は有名なアメコミ「スーパーマン」の主人公クラーク・ケントからきているそうです。生まれた時から世界で一番強い人になるように、という願いが込められている心温まる素晴らしい由来ですね。桃田賢斗が人気なのは、日本人男子選手として初めて達成してくれた快挙により観客を盛り上げてくれるところが一番大きいのではないでしょうか。また端正なルックスが好きで応援し始めた女性ファンをはなしません。最近ではバドミントン界の先輩である奥原希望選手のような丁寧なお辞儀をするなど、相手選手へのリスペクトが感じられるようになり、ますますファンを増やしています。