大坂なおみが全米オープンの2度目の優勝を勝ち取ったことが記憶に新しいものですが、日本は実は古くから世界で活躍するテニス選手が非常に多い国でもあります。これまで世界大会で優勝した経験を持つ人が少ないことから、その知名度は決して高いものではなく、その名前を知らない人も多かったのですが、最近では錦織圭以来テニス人気が日本でも非常に広まっており、往年のテニス選手の名前がクローズアップされることも多くなってきました。
現在テレビなどで活躍している松岡修造は世界テニスランキング46位と言う、錦織圭が登場するまでは日本人最高位のランキングを誇る選手であり、現在でも日本のテニス界では重要な存在となっています。また、女子では伊達公子が世界ランキング4位と言う非常に高い記録を持っており、これは現在でも日本の女子選手の中では最高位となっている順位です。
特に日本では女子選手が非常に高い記録を残しており、その知名度も高いと言う傾向がありました。その1部の選手の名前を紹介すると、現在タレントとして活躍している沢松奈生子や杉山愛などはその知名度が高く、またその他にも多数のトップアスリートが輩出されています。日本人では神和住純や先に挙げた松岡修造、さらには俳優の石黒健の父親である石黒修も非常に著名なテニス選手でした。
さらに忘れてはならないのは、車いすテニスで向かうところ敵なしと言う印象の強い国枝慎吾は、全米オープンで7度も優勝していると言う非常に注目すべき存在です。現在では女子では大坂なおみ、男子では錦織圭、そして国枝慎吾が日本のテニス界のトップ3と言われる存在となっています。
日本のテニス選手の歴史は古く、1930年代に活躍した佐藤次郎は1933年に世界ランキング3位と言う、非常に高い記録を残しています。これは日本人選手の全ての記録の中では最高位となっており、現在活躍している錦織圭も最高が5位と言うところでいまだに破られていない記録です。しかし佐藤次郎が活躍した当時は現代テニスとは異なり、様々なルールも現在とは違う面があったことから一概に比較することはできないと考える面もあるため、日本人最高位は現代テニスでは錦織圭と言う意識を持っている人も少なくありません。
現在でも日本のテニスの歴史は脈々と引き継がれており、土居美咲や添田豪、日比野菜緒などが次世代の日本のテニス界を担う選手と注目されており、その実力を高めている点も注目されています。