日本のスポーツではトップクラスに人気を誇っているのがプロ野球ですが、数多くの有名野球選手が存在している中でも歴史上でも最も有名な選手となるとどの選手になるでしょうか。
ナンバーワンを決めるには多くの要素が異なりますので、ここではまず時代別で分けていく事にします。まず世界的にもトップクラスの知名度を誇り、世界の通算ホームラン記録を持っているのが言わずと知れた「王貞治」です。同時に巨人軍でともにクリーンナップを形成していたライバルでもある、「長嶋茂雄」も人気を二分する程の有名選手です。
プロ野球の歴史上で見るとこの2選手がレジェンド的な存在にもなっていますが、少し後期の年代になってくると有名選手の基準も変化してきたのが特徴です。
1990年代に入るとオリックスのイチローが活躍を始め、日本でも最多安打記録などを打ち出し、新たなヒーローとして人気が非常に高まりました。その後はメジャーリーグに挑戦しますが、メジャーリーグでも数々の記録を打ち立てており、この時代においてはこのイチローが世界での知名度がトップだったかも知れません。
メジャーリーグと日本通算で4367安打というのは驚異的な記録であり、走攻守揃ったプレイヤーとして活躍してきました。メジャーリーグに挑戦した選手の先駆けとしては、近鉄からドジャースに移籍した野茂秀雄投手が有名です。2度のノーヒットノーランも達成し、彼の代名詞でもある三振を奪う様から「ドクターK」という異名も定着しています。
そしてメジャーリーグにも日本からの新星が登場し、現地のファンたちを驚愕させたプレイヤーがいます。野球ファンのみならず社会現象にもなっている程の選手が「大谷翔平」でしょう。日本でもアメリカでも規格外の二刀流という選手はまだ怪我なども不安ですが、実力の片鱗を充分に見せつけています。
このようにそれぞれの時代において世界的に有名なプロ野球選手が存在していますが、日本国内においては「王」「長嶋」という世代の方にとってはナンバーワンでしょう。一方で近代野球における選手で有名なのは、時代背景からマスコミの注目度も高く、世界の記録も打ち出した安打製造機のイチローではないでしょうか。
日本で大活躍をした後にメジャーリーグに行き、海外でも同様に大活躍したという功績は彼が先駆者でしょう。日本とメジャーリーグという世界的に活躍がリアルタイムで観覧され、多くのファンを魅了した選手という事ではイチローがふさわしいのではないでしょうか。