“大坂なおみは日本を代表する女子プロテニスプレイヤーで、2018年に全米オープンで初優勝を果たすと瞬く間に世界的なアスリートとして知られるようになりました。グランドスラムで日本の女子選手がベスト4に進出するのは伊達公子以来で、日本でもテレビ等のメディアで大きく取り上げられています。スポーツ界に登場したニューヒロインに、ニュースを通じて大きく湧きました。準決勝ではマディソン・キーズをストレートで下し、決勝でも見事にセリーナ・ウィリアムズをストレートで下して栄冠を手に入れたのです。セリーナ・ウィリアムズは女子テニス界を長年牽引してきたレジェンドで、これまで無類の強さを誇り圧倒的な成績を残してきました。大坂なおみの憧れの選手でもあり、セリーナと闘うのがずっと夢だったと語っています。その後、2019年には全豪オープンでも初優勝を果たし、世界ランキング1位に上り詰めます。世界ランキング1位というのは、日本人としてもアジア人としても初めての快挙でした。
大坂なおみのプレースタイルは、全盛期のセリーナ・ウィリアムズを彷彿とさせるアグレッシブ・オフェンシブベースライナーです。豪快なパワーを持つグラウンドストロークが持ち味で、パワフルなフォアハンドを武器としています。また、バックハンドも得意としており、1度の強打で形勢を逆転することもあります。サーブも非常に強力で、緩急をつけた様々なスピンサーブが打てます。
大坂ナオミはテニスコートに降り立つ女戦士のようですが、彼女を良くしる人の話ではとてもシャイな性格だといいます。インタビューの際もとてもチャーミングで、彼女らしいハートフルなコメントを多数残しています。
サーシャ・バインコーチとは2018年から契約を結び、彼女のプレーに大きな影響を与えたとされます。全米オープンや全豪オープンで優勝したのには、バインコーチの指導があったからです。しかし、2019年の2月にサーシャ・バインコーチとは、関係を解消しています。
大坂ナオミは、ハイチ出身でアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。誕生したのは日本ですが、2001年にアメリカに移住しています。2019年まで二重国籍でしたが現在は日本国籍を取得しており、2020年に開催される東京オリンピックでの活躍が期待されます。日本のテレビ番組などにも主演しており、テニス界のヒロインとして注目され続ける存在になっています。”