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内村航平・日本体操界の唯一王

“内村航平は日本のアスリートの中でも、世界のトップに君臨し続けた経験を持つ稀有な存在です。一度世界を制したことがあるというだけではなく、長きにわたってその地位を守り続けた凄みがあります。

内村航平は3歳の時から体を動かし始めます。物心がつくかつかないかといった幼い頃から体操の楽しさに触れた選手でしたが、原風景はそれ以降の活躍を支えたを基盤になります。しかし、小さな頃からスポーツに親しんでいたとは言え、体操の日々は順風満帆とはいきませんでした。

おとなしくてあまり前に出ていくのが得意ではなかった内村少年は、小学1年生の時に本格的な大会に初めて出場します。しかし緊張もあってパフォーマンスは良くなく、最下位に終りました。ただ、その悔しさは後の成長の原動力になります。その頃からビデオを繰り返し見ては一つ一つの動きを細かく分析するようになります。イメージに刻み込むようにコマ送りで観察し、ときには絵に描いて体の動きを頭に叩き込んだのが後の強さの理由です。ノートに向かい続ける息子の姿に感心した両親は、プラスになればとトランポリンをプレゼントします。復習も兼ねてトランポリンを利用した内村航平は、ご飯を食べるのも忘れるほど夢中になって練習を重ね上達していきました。

父親が過去に獲得していた金メダルを目にして、内村公平は自分も金メダルが欲しいと強く意識をするようになります。目標は明確になりますが、中学3年生の時に出場した全国中学校体操競技選手権大会では、個人総合42位に沈んだのが現実です。それでも大好きな体操が上手くなりたいと努力を続け、徐々に頭角を現し始めます。一気に才能に火がついた内村選手は、しんがりからスタートしてついに頂点に上り詰めます。

20年余りの年月を経て、内村航平は世界中でキング・コウヘイと呼ばれるまでのアスリートになりました。世界をねじ伏せるアスリートとしては、日本人でも数少ない1人です。2008年の全日本選手権での個人総合優勝を皮切りに、無敵の強さを見せ続けた内村選手は、全日本で10連覇・世界選手権でも6連覇を果たします。絶対にして唯一王の名を欲しいままにし、オリンピックでも連覇を達成しました。9年ほど無敗の期間を過ごした後記録は途切れますが、大ベテランになってからもその存在感は別格です。プロ契約や東京五輪を目指す決断など、若手の台頭がありながら今でも体操界は内村航平を中心に回っていると言って過言ではないです。最後の花道を自ら飾ろうとしている希代のスポーツ選手から、まだまだ目を離すことができません。”

カテゴリー: 日本の有名スポーツ選手

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