有名なプロ野球選手の1人に北海道出身の田中将大選手が挙げられます。これまではニューヨーク・ヤンキースに所属していましたが、この度楽天に復帰したと言うことで、日本でも大きな話題となっています。

楽天に所属していた時代には、日本ハムの斎藤佑樹投手と、田中将大投手の関係性が大きく話題になることもありました。なぜこのような話題になったのかと言うと、甲子園の決勝において、この2人が投げあったことがあるからです。2006年の夏の甲子園の決勝では、駒大苫小牧と早稲田実業の試合が決勝戦で行われました。この試合では決勝戦当日とその翌日には再試合が行われる、壮絶な試合となったのです。当日は延長15回まで行われたのですが、決着がつかず、翌日に持ち越しとなりました。その翌日は球界まで行われたので、つまりは合計24イニングも投げあったと言うことがわかります。過去の歴史を振り返ってみたとしても、このような事はなかなかなかったでしょう。夏の甲子園の歴史にも大きく刻まれた出来事であり、これを見ていた視聴者の頭の中にも、大きく残っていることでしょう。
甲子園で激動を終えて、田中将大投手は、2006年にドラフト1位で楽天に入団しました。当時の楽天イーグルスはそれほど強いとは言えない状況でしたが、球団ができてすぐの頃であったので、これは仕方がないこととも言えるでしょう。田中将大投手はプロ野球選手として楽天に入団することになったのですが、これは後から考えれば救世主のような存在であったともいえます。東北地方はかなりの盛り上がりを見せ、戦績で田中正弘投手の凄さが垣間見られました。1年目の成績は11勝7敗と素晴らしい成績を残し、その年には新人を獲得、充実したシーズンを終えました。さらに2013年にはなんと24勝負けなしと言う誰もが驚くような成績を残したのです。
近年のプロ野球はもちろんのこと、過去の歴史を振り返っても、このような成績を収めた選手はいません。つまりこの年の田中投手は1度も負けなかったと言うことになります。そしてこの2013年を最後とし、田中投手はメジャーリーグ、ニューヨーク・ヤンキースに旅立ったのです。そこでも連勝記録は継続し、その連勝記録は30連勝までに到達しました。そしてこの30連勝は、現在でもギネスに認定されています。このような偉大な成績を残してきた田中選手が、この度再び楽天イーグルスに舞い戻ってきました。これからも大きな活躍が期待できることでしょう。